所得証明はいる?いらない?キャッシングに必要な手続きをご紹介!
キャッシングというと簡単にお金が借りられるという向きで語られることが多いのですが、実際にお金が動くサービスになりますから、利用にあたってはいろいろと手続きが多いことも少なくありません。条件によってはだいぶ気軽に利用できるようにもなってはきていますが、やはりまだ神経を使う部分も根強く残っています。
そういう手続きとして所得証明の提出があります。所得を証明するための書類である所得証明ですが、やはりキャッシングというサービスにおいては必要とされることが多いのです。貸し付ける額をいくらにするかは、利用者の希望と共に利用者の返済能力が大きく関わります。
そのため、年収などもきちんと申告してもらっていますが、自己申告だけでは信じられないというのが金融機関側の本音と言ってよいでしょう。実際に自分の年収を水増しして申告する心無い人もいるからです。そのため、申告した内容に嘘偽りがないかどうか調べる必要があり、そのために所得証明というものを必要とすることが多いのです。
ですから、キャッシングを利用するという話になったら、所得証明の提出を求められることが多いということを頭に入れておいてください。キャッシングを利用するつもりならとりあえずいつでも提出できるように、すぐに用意を始めておくくらいの気持ちでいても構いません。それくらいキャッシングの利用においては基本的な手続きになります。
その上、貸付限度額に関する法律が以前改正されたことも関係し、所得証明の確認が余計に必要になる事例が増えた部分もあります。法律で年収と貸付額の関係がハッキリ決められてしまったため、法律に違反しないためにも余計に利用者の年収をきちんと確かめる必要が生じるのです。年収をきちんと確認しておかないと、うっかり法律で定められた貸付限度額を超えて貸し付けてしまうということも考えられますからね。
このような事情があり、すでに結んだ後のキャッシング契約についても、後から所得証明の提出を求められるという事態も起こってきています。法律が改正される前にキャッシング契約を結んでいた方などには、こういう対応が取られることが多いのです。それくらいキャッシングの利用においては重要なチェック項目ということなのです。
キャッシングの利用においていかに所得証明というものが必要なのか、これでよくわかりましたね。ですが、「所得証明なんて出してないけど…」という声があるのも事実です。同じ金融機関のキャッシングサービスを利用しているのに、所得証明の提出を求められるときとそうでないときがあります。これはどういうことなのでしょうか?
所得証明というのは基本的には手続きに必要なものなのですが、キャッシング希望額が低い場合、提出を求められないこともあります。いくらなら所得証明が不要なくらい少額のキャッシングになるのか、線引きは各金融機関によって異なりますが、そういうゾーンがあるのはだいたいどこも共通しています。
何らかの事情で所得証明を出したくないと考えている方は、借入希望額を低めに抑えるようにすれば、所得証明なしでもキャッシングが利用できるでしょう。ちなみに、もし所得証明の提出を求められた場合、それを拒否したら利用できるキャッシングも利用できません。注意してください。